HID(ディスチャージライト) #1

 

ファミリアのヘッドランプの明るさに関しては、元々不満はありませんでした。
ところが近年、増殖しつつあるHID(キセノンライトともディスチャージライトとも呼ばれる)搭載車の
圧倒的な明るさを体感してしまうと もう、どんなハイワッテージバルブで対抗しようともかないません。
となれば・・・もはやハロゲンライトに未練はありません。『HIDに換装してしまえ!!』
仕事柄、目にすることの多い事故車の交換部品となったHIDのCPU(バラスト)
と、バーナー(バルブ)の廃棄品を利用して加工・取付を行なってみました。

 


 

はじめに

HID装着と言っても当時(1998.1)は現在と違い、H4純正交換タイプの完成品は
販売されてませんでしたし、ネット上で、加工取付された方のホームページを捜すことも
全く、思いつきませんでした。

HIDの純正バルブ(専門的にはバーナーと呼ばれているそうです)の形状は、D2Rという
規格で、そのままでは当然H4のヘッドランプユニットに収まる訳がありません。

一晩中(笑)ファミリアの ヘッドランプ ユニットとH4(ハロゲン)バルブとHIDバーナーを
眺め続けた結果、どうやらH4の
真ん中を切り取って3本足の台座だけを 流用して、
そこにHIDバーナーを裏から貼り付ければ 何とか なるのでは?
との結論に達したため、
何はともあれ、加工にとりかかることにしました。








無印良品で購入したペンケース。\480 バーナー(バルブ)の加工

まずH4台座の中心のバルブ部分を引き抜いてから、少々乱暴ですが家庭用ガスレンジで
あぶり、バルブを分解しました。
(バルブ内にはハロゲンガスが封入されてますので決して直火にはかけないでください )

私はPIAAのバルブを使用しましたが
最近のH4は分解が非常に面倒なものもあります。
加工される方は、台座と中心部がロウ付けで固定されているものを 選ぶと良いでしょう。


H4純正ではLOビーム/HIビーム両方をカバーするため、フィラメントが2個存在しますが
HIDは発光点が1個のため、LOビーム専用としての照射を目指すためバーナーの下半分
を無印良品で購入したアルミ製ペンケースを加工したシェードで覆いました。

ホームセンター等で売られているアルミパイプで作成しても良いでしょう。

※ここで下半分を遮光しないと照射光はHIビームになってしまいます。






アルミ製ペンケースの内部は耐熱塗料をスプレーして、バーナー下部から出る黄色い
光を乱反射しないような加工を施しました。
(純正HID車もシェード内側は特殊な塗料で塗装されてます)

台座も同様に塗装しておきました。

次にD2Rバーナーを、茶色いセラミックパイプが真下に来るように 台座の裏から2液性の
エポキシで貼り付けました。
取付の際はバーナーが台座の中心 になるように、また無加工
のH4バルブを並べて発光点(前後左右)をぴったり合わせる ように注意しました。


コツは、バーナー下部をほんの少し削ることと、H4台座との当たり面もヤスリ等で平滑に
しておくことです。










さて、想像以上に簡単に取り付けが完了し、早速テスト点灯してみましたが何だか
照射光 が黄色い・・・純正HIDと肩を並べられるのはスイッチONの瞬間の青い光だけで、
電圧が安定(10〜20秒後)するとハロゲン並みの薄黄色になってしまいます。
(ハロゲンより は数段、明るいのですが・・)

形状は、なかなかの出来映えだったのですが、これでは面白く ありません。

















バラストの取り付けと配線

バラストは1個につき、約800gもの重量があり(※最近のモノは小さく軽くなりました。
厚みが約半分になり、重量も400gほどです)、 雨水等のかからない場所を選んで
しっかりと固定する必要があります。
またバラスト〜バーナー間の純正ハーネスは短い上、下手な延長配線をすると高電圧
のため、発熱やリーク(ショート)する恐れ があるため、今回は手を加えず接続。

車両側ハーネスは、H4バルブにささる純正の3極のカプラー(メス)を切り落とし、
LOとアース線の2本のみを結線して完成の運びとなりました。
ちなみにMC前のB6T搭載車は異形4灯式ヘッドランプを採用しているため、
外側のLOビームを H4からHIDに変更しても、内側のHIビームは生きているため
車検の際も問題ありません