龍耳俳句会


        鈴木一水(見付中学16回 鈴木龍太)作
                              
「空蝉の爪現世をつかみとり」
「祝事の無くて狭庭の水引草」
「冬至の日暮れて動く灯動かぬ灯」
「枯葦や英世の母の文哀し」
「夏めくや敬語の多き浜離宮」
「自動ドア開くを待つ猫走り梅雨」
「武蔵野に残る真闇や星月夜」


                              
        川口俊定 作
                              
「先ず健康家事にも慣れて冬用意」
「夢にでも手助けに来よ年の暮」


                              
        鈴木龍智 作
                              
「エプロンも似合ふと言はれ夏料理」
「背伸びしてチャイム押す娘(こ)や初浴衣」


                              
        山内一申 作
                              
「補聴器へひそひそと亀鳴きにけり」
「老いの身に童心ぽつりさくらんぼ」


                              



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